ワイヤレスフラッシュ撮影
ペアリングした電波式ワイヤレスレシーバー(別売)にフラッシュ(別売)を取り付けて、さまざまな発光モードでワイヤレスフラッシュ撮影ができます。
カメラの撮影モードを[プログラムオート]、[絞り優先]、[シャッタースピード優先]または[マニュアル露出]に、[フラッシュモード]を[ワイヤレス]に設定してください。
ご注意
- 電波式ワイヤレスレシーバー(別売)に取り付けたフラッシュの発光モードはTTLモードに、照射角(ズーム)はAUTOに設定してください。
- HVL-F32Mをお使いの場合、MANUALモードでハイスピードシンクロ(HSS)撮影を行うときは、HVL-F32Mを含むグループの発光量を1/16以上に設定してください。
撮影モードと設定を変更するには
- Fnボタンを押す。
-
コントロールホイールの上/下/左/右ボタンで撮影モード(A)や各設定項目にカーソルを合わせて、コントロールホイールを回して希望の設定を選ぶ。
TTL(TTLフラッシュ撮影モード)
カメラの測光をもとに、フラッシュの発光量を自動で設定します。グループはA~Cの3つまで設定できます。
設定できる項目
- 光量比
- グループごとの光量比を設定します。
- 調光補正
MANUAL(マニュアルフラッシュ撮影モード)
フラッシュの発光量を手動で設定して撮影します。グループはA~Cの3つまで設定できます。
設定できる項目
- 発光量
- グループごとの発光量を設定します。
GROUP(グループ発光撮影モード)
グループごとに発光モードを設定して撮影します。グループはA~Eの5つまで設定できます。
設定できる項目
- 発光モード
-
グループの発光モードを設定します。
グループA、BおよびCは[TTL]または[MANUAL]から選べます(グループDとEは[MANUAL]のみ)。発光させない場合は、[OFF]を選びます。
- 調光補正([TTL]モードのみ)
- 発光量([MANUAL]モードのみ)
ヒント
TTL光量メモリー機能*
TTLフラッシュモードで撮影した際、調光された光量レベルがマニュアルフラッシュモードの光量レベルに自動的に反映されます。マニュアルフラッシュ撮影時に、TTLフラッシュモードで撮影したときの光量レベルを基準として調整が可能なため、光量レベルを追い込んでいく際に作業を省くことができます。
TTL光量メモリー機能の設定は、MENU設定の[TTL LEVEL MEMORY]から変更できます。
*この機能は、本機のソフトウェアVer.2.00以降で使用できます。
- 複数灯でのワイヤレスフラッシュ撮影を行った場合、各フラッシュの設定状況(ZOOM設定など)により、GN(ガイドナンバー)が変化します。適切な光量レベルを保持するには、各フラッシュを別のグループに設定してください。
- 複数灯でのワイヤレスフラッシュ撮影の際にTTL光量メモリー機能をサポートしていないフラッシュが含まれている場合、適切な光量レベルが保持されない場合があります。
- TTLフラッシュモードで撮影した際の光量レベルがマニュアルフラッシュモードで保持されるため、撮影後に光量レベル設定やZOOM設定などの発光量に関わる設定を行っても保持されません。設定を行った場合は、もう一度TTLフラッシュモードで撮影してください。
- TTLフラッシュモードで撮影した際に調光された光量レベルが、マニュアルフラッシュモードで設定可能な光量レベルより低い場合、露出オーバーになることがあります。