ハードディスクオーディオプレーヤーHAP-Z1ES

CDから音楽をコピーする

ハードディスクオーディオプレーヤーに外付けCDドライブを接続し、[CDから音楽コピー]機能を使うと、CDの音楽をハードディスクオーディオプレーヤーの内蔵ハードディスクに直接取り込むことができます。

CDからコピーされた音楽ファイルは、コンピューターからコピーした音楽ファイルと同様に再生したり、画面上で音楽情報を確認したりすることができます。

ご注意

  • ACアダプターから電源が供給できるタイプの外付けCDドライブを接続し、必ず電源に接続してお使いください。ハードディスクオーディオプレーヤーからの電源供給では動作保証いたしません。
  • ファイルの再生中にCDを挿入し、[CDから音楽コピー]の準備を始めると、再生は停止します。
  1. ハードディスクオーディオプレーヤー後面のEXT端子に外付けCDドライブを接続する。
    外付けCDドライブにACアダプターが付属されている場合は、電源に接続してください。
  2. コピーしたいCDを、外付けCDドライブに挿入する。
    ドライブにCDが挿入されました」というメッセージが表示されます。
  3. はい]を選択し、ENTERボタンを押す。
    コピーの準備画面が表示されます。
  4. ENTERボタンを押す。
    エンコードするフォーマットの選択画面が表示されます。
  5. WAV]または[FLAC]のいずれかを選択する。(*1)
    コピーする速度の選択画面が表示されます。
  6. 検証・リトライあり(低速)]または[検証・リトライなし(高速)]のいずれかを選択する。(*2)

    アルバム情報の選択画面が表示されます。(*3)

    CDの記録情報を元に自動的にGracenoteサーバーへアクセスして、CDのアルバム情報を取得します。

  7. コピーしたいCDのアルバム情報と同じと思われる項目を選択し、ENTERボタンを押す。(*4)

    選択したアルバム情報のトラック一覧の確認画面が表示されます。

    コピーしたいCDの内容に間違いがないか確認してください。コピーしたいCDの内容と違う場合は、BACKボタンを押すとアルバム情報の選択画面へ戻ります。

  8. ENTERボタンを押し、CDから音楽コピーを開始する。

    コピーの進行状況が表示されます。

    中断したい場合は、ENTERボタンを押して中断します。

  9. すべてのトラックのコピーが完了したら、コピー結果を確認し、ENTERボタンを押す。(*5)

    表示された画面で[他のCDをコピーする]を選択すると、CDが取り出され、コピーの準備画面に戻ります。

    終了]を選択すると、CDが取り出され、ホーム画面に戻ります。

    取り込まれた音楽ファイルは、[HAP_Internal/Imported]フォルダ内に保存されます。

*1 エンコードするフォーマット

WAV

CDに記録されているPCMデータを圧縮せずにそのまま保存します。ファイルサイズは大きくなりますが、再生時に必要なCPUパワーはFLACよりも比較的少なくてすみます。ハードディスクオーディオプレーヤーでは音楽ファイルのタグ情報保存方法として、WAVファイルのフォーマット標準のLISTチャンクだけではなく、ID3チャンクにもGracenoteから取得した音楽情報を保存するため、ID3チャンクに対応した音楽プレーヤーであればジャケット写真なども利用することができます。

FLAC

PCMデータを可逆圧縮により圧縮して保存します。WAVに比べて少ないハードディスク容量で音楽ファイルを保存することができます。再生時には元のCDと同じPCMデータに戻して再生することができます。標準のファイルフォーマットで各種タグ情報の保存ができます。iTunesでは再生できません。再生時にはWAVフォーマットに比べてデータを展開するためのCPUパワーが必要となります。

*2 コピーする速度

検証・リトライあり(低速)

傷のあるCDを読むと、読み取れなかったデータがCDドライブのデータ補完機能により補完され、ビットパーフェクトではなくなっている場合があります。同じ個所を複数回読み出して、一致するまで繰り返します。この方法により、少しの傷であればビットパーフェクトに近くなるよう調整を行います。ただし、読み取れない箇所がたくさんある場合には、[検証・リトライなし(高速)]を選択した方が安定して読み取れる場合もあります。

検証・リトライなし(高速)

CDドライブから読み取ったPCMデータを、そのままWAVまたはFLACフォーマットに変換して保存します。

*3 アルバム情報選択

コピーするCDの情報を元に、同じCDと推測されるアルバムの情報を、Gracenoteサーバーから取得します。候補が複数ある場合には複数表示されます。候補が見つからなかった場合は、[サーバーにデータが見つかりませんでした]の項目を選択してください。ほかのアルバムと重複しないように、アルバム名「Album00001」、トラック名「01 track」のタグ情報が使用されます。アルバム名の数字部分は、CDのコピーごとに1ずつ増加します。トラック名の数字部分は実際のトラック番号が使用されます。

*4 選択されたCDのアルバム情報と同じアルバムの音楽ファイルがすでにハードディスクにある場合、次のような確認画面が表示されます。

  • すでにあるファイルと同じCDを同じファイルフォーマットでコピーしようとした場合、上書き確認画面が表示されます。コピーを実行すると、以前コピーしたファイルが上書きされてしまいます。必要に応じてファイルのバックアップを行ってください。

  • すでにあるファイルとは異なるフォーマットでコピーしようとした場合、または[CDから音楽コピー]機能を使わずに取り込んだファイルがすでにあった場合、重複確認画面が表示されます。以前コピーした ファイルは上書きされずに残りますが、フォルダ表示以外のファイル一覧画面で、同じトラック名の曲が複数並んで表示されます。

*5 コピー結果

コピーに成功したトラックには緑色のチェックマーク、失敗したトラックには赤色の×印が付きます。コピーする速度で[検証・リトライあり(低速)]を選択している場合は、一覧の最後に検出されたエラー件数(エラー数、データ補完回数、リトライ数)が表示されます。コピーする速度で[検証・リトライなし(高速)]を選択している場合には表示されません。

エラー数:

読み取りに失敗した回数が表示されます。

データ補完回数:

同じ個所を2回読み取って一致しない場合、読み取りを最大20回繰り返します。それでも一致するデータが読み取れない場合に、CDドライブにより補完されたと推測されるデータを読み取りデータとして採用した回数が表示されます。

リトライ回数:

同じ個所を2回読み取って一致しなかったため、再度読み取りの発生した回数が表示されます。