調光モード
フラッシュの発光量を決める方法を設定します。
- MENU→(撮影設定)→[調光モード]→希望の設定を選ぶ。
メニュー項目の詳細
- ADI調光(初期値):
- フォーカスの距離情報とプリ発光による光量測定結果を組み合わせてフラッシュ発光量制御を行う方式。
被写体の反射率にほとんど影響されない正確な調光ができる。
- P-TTL調光:
- プリ発光による光量測定結果だけでフラッシュ発光量制御を行う方式。被写体の反射による影響を受けやすい。
- 内蔵マニュアル:
- 発光量を[発光レベル]で設定し、被写体の明るさに関係なく、常に一定の発光量で発光する。
ADI:Advanced Distance Integrationの略
P-TTL:Pre-flash, Through the lensの略
ヒント
- [ADI調光]で、距離エンコーダー搭載レンズを用いると、より正確な距離情報をもとに、高精度な調光ができます。
ご注意
- 被写体とフラッシュ間の距離が定まらない場合(外部フラッシュ(別売)でワイヤレスフラッシュ撮影・ケーブルを使ったオフカメラ撮影などを行う場合や、マクロツインフラッシュ使用時など)や、外部フラッシュ(別売)をバウンスにしているときは、自動的にP-TTL調光になります。また、そのほかにも撮影状況によって、自動的にP-TTL調光になります。
- 以下の場合は[ADI調光]だと正しい調光が得られませんので、[P-TTL調光]に設定してください。
- フラッシュHVL-F36AMにワイドパネルを取り付けた場合
- ディフューザー(拡散板)を使ってフラッシュ撮影した場合
- 露出倍数のかかるフィルター(NDなど)使用時
- クローズアップレンズ使用時
- ADI調光は距離エンコーダー内蔵レンズとの組み合わせで可能です。距離エンコーダー内蔵かどうかは、レンズの取扱説明書の主な仕様をご覧ください。
- 撮影モード[スイングパノラマ]、シーンセレクションの[夜景]、[手持ち夜景]時は設定できません。