PCM-D100で録音、再生可能な音声ファイル形式
PCM-D100では、DSD、LPCM、MP3のファイル形式での高音質録音が可能です。また、多彩なファイル形式(DSD, LPCM, FLAC, AAC, MP3, WMA)の再生に対応しています。
DSD(Direct Stream Digital)
スーパーオーディオCDにも採用されている技術です。これまでのCDやDVD、PCサウンドなどのデジタルオーディオではLPCM方式を利用していましたが、DSD方式はLPCM方式とはまったく異なるデジタルオーディオ方式です。音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの濃度(濃淡)で表現し、これまでにない高音質を実現。従来のLPCM方式の「デジタル感」を払拭し、原音を限りなく忠実に再現しています。
ご注意
- LPCMよりも高音質で録音することができますが、一般的なパソコンでは再生できないファイル形式(.dsf)でデータが作成されます。そのため、録音データはPCM-D100で再生するか、DSDファイル形式に対応した機器で再生、編集してください。
- 付属のパソコン用ソフトウェアSound Forge Audio Studio LEでは、 DSD形式のファイルは扱えません。ご注意ください。
- DSD形式のファイルをリニアPCMレコーダーの編集機能で編集した場合、ノイズが発生することがあります。
LPCM(Linear Pulse Code Modulation)
録音時に音源を圧縮せず、純粋な音のまま録音するデジタルオーディオ方式です。
原音のひとつひとつをありのまま録音することで、音の織りなす表情や存在感までもリアルに記録できます。レコーディングスタジオのスタンダードフォーマットとして使用されている96 kHz 24ビットでの録音では、DAT(48 kHz 16ビット)や音楽CD(44.1 kHz 16ビット)を超える密度の高い音質での録音が可能です。さらに低域から高域までフラットな周波数特性を実現しているため、豊かな音質で録音できます。
一般的なパソコンで再生できるファイル形式(.wav)でデータが作成されます。
汎用性を求める場合はこちらの形式で録音してください。
MP3
ファイルサイズを軽くするために音声データを圧縮しています。
人の耳に聞こえづらい領域のデータを間引いて圧縮していますが、LPCMに比べて音質は劣ります。
インターネットでのファイル共有や、データサイズを軽くしたい場合は、こちらの形式で録音してください。