BLUETOOTH無線技術について

BLUETOOTH無線技術は、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器同士で通信を行うための近距離無線技術です。

BLUETOOTH機能の対応バージョンとプロファイル

プロファイルとは、BLUETOOTH機器の特性ごとに機能を標準化したものです。スピーカーは下記のBLUETOOTHバージョンとプロファイルに対応しています。

対応BLUETOOTHバージョン:BLUETOOTH標準規格Ver. 5.3

対応BLUETOOTHプロファイル:

  • A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):高音質な音楽コンテンツを送受信する。
  • AVRCP(Audio Video Remote Control Profile):音量の調節および音楽の再生/一時停止/曲送り/曲の頭出しなどをする。
  • HFP(Hands-free Profile)*:ハンズフリーで通話およびスマートフォン/携帯電話を操作する。
  • HSP(Headset Profile)*:通話およびスマートフォン/携帯電話を操作する。

* スマートフォン/携帯電話のBLUETOOTH機能がHFPとHSPの両方に対応している場合は、HFP(Hands-free Profile)を使用してください。

通信有効範囲

見通し距離で約30 m以内で使用してください。

以下の状況においては、通信有効範囲が短くなることがあります。

  • BLUETOOTH接続している機器の間に人体や金属、壁などの障害物がある場合
  • 無線LANが構築されている場所
  • 電子レンジを使用中の周辺
  • その他電磁波が発生している場所

使用周波数帯域

2.4 GHz 帯(2.400 0 GHz~2.483 5 GHz)

対応コンテンツ保護

SCMS-T方式

伝送帯域(A2DP)

20 Hz~20 000 Hz(44.1 kHzサンプリング時)

他機器からの影響

BLUETOOTH機器と無線LAN(IEEE802.11ax/b/g/n)は同一周波数帯(2.4 GHz)を使用するため、無線LANを搭載した機器の近辺で使用すると、電波干渉が発生し、通信速度の低下、雑音や接続不能の原因になる場合があります。

他機器への影響

BLUETOOTH機器が発生する電波は、電子医療機器などの動作に影響を与える可能性があります。場合によっては事故を発生させる原因になりますので、次の場所ではスピーカーおよびBLUETOOTH機器の電源を切ってください。

  • 病院内/電車内/航空機内/ガソリンスタンドなど引火性ガスの発生する場所
  • 自動ドアや火災報知機の近く

ご注意

  • お使いの環境により、高いビットレートでの使用時に音が途切れる場合があります。
  • BLUETOOTH機能を使うには、相手側BLUETOOTH機器がスピーカーと同じプロファイルに対応している必要があります。ただし、同じプロファイルに対応していても、BLUETOOTH機器の仕様により機能が異なる場合があります。
  • BLUETOOTH無線技術の特性により、送信側での音声・音楽再生に比べて、スピーカー側での再生がわずかに遅れます。
  • スピーカーは、BLUETOOTH無線技術を使用した通信時のセキュリティとして、BLUETOOTH標準規格に準拠したセキュリティ機能に対応しておりますが、設定内容等によってセキュリティが充分でない場合があります。BLUETOOTH無線通信を行う際はご注意ください。
  • BLUETOOTH技術を使用した通信時に情報の漏洩が発生しましても、弊社としては一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
  • スピーカーと接続するBLUETOOTH機器は、Bluetooth SIG, Inc.の定めるBLUETOOTH標準規格に適合し、認証を取得している必要があります。ただし、BLUETOOTH標準規格に適合していても、BLUETOOTH機器の特性や仕様によっては、接続できない、操作方法や表示・動作が異なるなどの現象が発生する場合があります。
  • スピーカーと接続するBLUETOOTH機器や通信環境、周囲の状況によっては、雑音が入ったり、音が途切れたりすることがあります。
  • ラジオやチューナーを内蔵した機器とBLUETOOTH接続すると、ラジオなどの音声に雑音が入ることがあります。スピーカーとこれらの機器をBLUETOOTH接続でお使いいただくことはできません。
  • スピーカーは、TVやラジオ・チューナーなどの機器から離してお使いください。これらの機器の近くでスピーカーを使うと、TVやラジオなどの音声に雑音が入ることがあります。