内蔵マイクロホンの向きと感度を調整する
内蔵マイクロホンの特性
内蔵マイクロホンは、単一指向性です。マイクロホンは、向きを変えることができます。
両方のマイクロホンを内側(90°の位置)に向けた場合(X-Yポジション)
右側に設置されたマイクロホンが左方向の音を、左側に設置されたマイクロホンが右方向の音を拾います。自然で奥行きのあるステレオ感が得られます。ソロ演奏や2 ~3人のセッションなど、近い距離での録音にお奨めです。
音源が極端にマイクロホンに近づきすぎると、左右逆に音声が入力されますのでご注意ください。
A:右方向の音を集める。
B:左方向の音を集める。
両方のマイクロホンを外側(120°の位置)に向けた場合(ワイド・ステレオポジション)
右側に設置されたマイクロホンが右方向の音を、左側に設置されたマイクロホンが左方向の音を拾います。広がりのあるステレオ感が得られます。
コーラスやオーケストラなど大人数の演奏をホールで録音するなど、音源から距離がある場合にお奨めです。
A:左方向の音を集める。
B:右方向の音を集める。
内蔵マイクロホンの感度を切り換える
MIC ATTスイッチをスライドさせて切り換えます。
通常は「0」の位置に合わせておきます。大きい音を録音するときは、「20」の位置に合わせます。