BLUETOOTH無線技術について
BLUETOOTH無線技術は、およそ30 m程度までの距離で通信を行うことができます。
BLUETOOTH機能の対応バージョンとプロファイル
プロファイルとは、BLUETOOTH機器の特性ごとに機能を標準化したものです。スピーカーは下記のBLUETOOTHバージョンとプロファイルに対応しています。
対応BLUETOOTHバージョン:BLUETOOTH標準規格Ver. 4.2
対応BLUETOOTHプロファイル:
- A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):高音質な音楽コンテンツを送受信する。
- AVRCP(Audio Video Remote Control Profile):音量の調節および音楽の再生/一時停止/曲送り/曲の頭出しをする。
- HSP(Headset Profile)*:通話/携帯電話を操作する。
- HFP(Hands-free Profile)*:ハンズフリーで通話/携帯電話を操作する。
*携帯電話のBLUETOOTH機能がHFPとHSPの両方に対応している場合は、HFP(Hands-free Profile)を使用してください。
通信有効範囲
見通し距離で約30 m以内で使用してください。
以下の状況においては、通信有効範囲が短くなることがあります。
- BLUETOOTH接続している機器の間に人体や金属、壁などの障害物がある場合
- 無線LANが構築されている場所
- 電子レンジを使用中の周辺
- その他電磁波が発生している場所
他機器からの影響
BLUETOOTH機器と無線LAN(IEEE802.11b/g)は同一周波数帯(2.4 GHz)を使用するため、無線LANを搭載した機器の近辺で使用すると、電波干渉が発生し、通信速度の低下、雑音や接続不能の原因になる場合があります。この場合、次の対策を行ってください。
- スピーカーとBLUETOOTH機器を接続するときは、無線LANから10 m以上離れたところで行う。
- 10 m以内で使用する場合は、無線LANの電源を切る。
他機器への影響
BLUETOOTH機器が発生する電波は、電子医療機器などの動作に影響を与える可能性があります。場合によっては事故を発生させる原因になりますので、次の場所ではスピーカーおよびBLUETOOTH機器の電源を切ってください。
- 病院内/電車内/航空機内/ガソリンスタンドなど引火性ガスの発生する場所
- 自動ドアや火災報知機の近く
ご注意
- BLUETOOTH機能を使うには、相手側BLUETOOTH機器がスピーカーと同じプロファイルに対応している必要があります。ただし、同じプロファイルに対応していても、BLUETOOTH機器の仕様により機能が異なる場合があります。
- BLUETOOTH無線技術の特性により、送信側での音声・音楽再生に比べて、スピーカー側での再生がわずかに遅れます。
- スピーカーは、BLUETOOTH無線技術を使用した通信時のセキュリティとして、BLUETOOTH標準規格に準拠したセキュリティ機能に対応しておりますが、設定内容等によってセキュリティが充分でない場合があります。BLUETOOTH無線通信を行う際はご注意ください。
- BLUETOOTH技術を使用した通信時に情報の漏洩が発生しましても、弊社としては一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
- スピーカーと接続するBLUETOOTH機器は、Bluetooth SIG, Inc.の定めるBLUETOOTH標準規格に適合し、認証を取得している必要があります。ただし、BLUETOOTH標準規格に適合していても、BLUETOOTH機器の特性や仕様によっては、接続できない、操作方法や表示・動作が異なるなどの現象が発生する場合があります。
- スピーカーと接続するBLUETOOTH機器や通信環境、周囲の状況によっては、雑音が入ったり、音が途切れたりすることがあります。
- ラジオやチューナーを内蔵した機器とBLUETOOTH接続すると、ラジオなどの音声に雑音が入ることがあります。スピーカーとこれらの機器をBLUETOOTH接続でお使いいただくことはできません。
- スピーカーは、TVやラジオ・チューナーなどの機器から離してお使いください。これらの機器の近くでスピーカーを使うと、TVやラジオなどの音声に雑音が入ることがあります。