端子部
本機端子部の各部の名称と働きを説明します。
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(アース)端子
コンセントのアース端子やアース棒などと接続して、接地してください。
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VISCA IN端子
別売のリモートコントローラーと接続します。
複数のカメラを接続するときは、前のカメラのVISCA RS-422 OUT端子と接続します。
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VISCA OUT端子
複数のカメラを接続するとき、次のカメラのVISCA RS-422 IN端子と接続します。
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赤外線リモコン受光部(背面)
付属の赤外線リモコンの受光部です。
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OPTICAL出力端子
SFP+モジュール(別売)を接続することにより、SDI OUT1(12G)端子の信号を光変換して出力できます。
- 詳しくは、「光ファイバー信号を出力する」をご覧ください。
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SETUPスイッチ
以下の設定を行います。
スイッチ1、2:操作する赤外線リモコン(付属)を選択します。
スイッチ1設定 スイッチ2設定 説明 OFF(初期設定) OFF(初期設定) リモコンIDが1に設定されている赤外線リモコン(付属)の操作を受け付けます。
初期設定です。OFF ON リモコンIDが2に設定されている赤外線リモコン(付属)の操作を受け付けます。 ON OFF リモコンIDが3に設定されている赤外線リモコン(付属)の操作を受け付けます。 ON ON 予備 スイッチ3:RESETスイッチを押したときの本機の設定のリセット対象を設定します。
設定 説明 OFF(初期設定) ネットワーク接続用の設定だけをリセットします。本機のネットワーク設定、セキュリティ設定、ユーザー情報(ユーザー名およびパスワード)が初期化されます。 ON 全設定を工場出荷設定にリセットします。 スイッチ4:VISCAおよびVISCA over IP通信の有効/無効を設定します。設定はカメラの起動時に反映されます。
本機をリモートコントローラーRM-IP500と接続して使用する場合はONに設定してください。
設定 説明 OFF(初期設定) VISCAのコマンドに反応しません。 ON VISCAのコマンドを受け付けます。 ご注意
- 管理者パスワードが設定されていない場合はスイッチの状態に関わらずVISCA通信は無効となります。管理者パスワードの設定は「本機の初期設定を行う」をご覧ください。
スイッチ5:VISCA IN/OUT端子のボーレートを設定します。設定はカメラの起動時に反映されます。
設定 説明 OFF(初期設定) ボーレートを9600 bpsに設定します。 ON ボーレートを38400 bpsに設定します。 スイッチ6、7:予備です。使用しません。
スイッチ8:IPアドレスを特定の値に設定します。
設定 説明 OFF(初期設定) ユーザーが任意にIPアドレスを設定します。 ON 本機を起動したとき、IPアドレスを192.168.0.100に設定します(強制固定IPアドレスモード)。 ご注意
- 起動後WebメニューでIPアドレスを変更した場合、このスイッチはOFFに設定してください。
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MIC端子(ステレオφ3.5)
φ3.5 mmステレオミニジャック(3極)のマイクを接続する端子です。
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AUDIO IN 1端子(XLRタイプ3ピンコネクター)
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AUDIO IN 2端子(XLRタイプ3ピンコネクター)
外部マイクや外部オーディオ機器などの信号を入力します。
- 詳しくは、「外部マイクや外部オーディオ機器を接続する」をご覧ください。
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RESETスイッチ
ペン先などで5秒以上押すと、本機の設定を工場出荷時の設定にリセットします。
SETUPスイッチのスイッチ3の設定状態により、リセット対象をネットワーク接続用の設定のみとするかすべての設定とするかを選択できます。
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DC IN端子(XLRタイプ4ピンコネクター)
本機に外部電源を供給するためのDC IN(DC電源入力)端子(XLR4ピン、凸)です。入力電圧はDC 12 V(11~17 V)に対応しています。
No. 信号 1 GND 2 NC 3 NC 4 DC IN(11 V~17 V) ご注意
- 電源ケーブルを長く引き伸ばした場合、負荷により電圧低下が発生します。入力電圧は本機動作時に電源端子端で12 Vを下回らないよう、運用前に確認してください。
- 本機は電圧を監視しています。11.5 Vを下回ると、[Voltage Low]を検出しWeb App、タリー、フロントLEDに警告を表示します。
- 11.0 V を下回ると、[Insufficient Voltage]を検出して複数の機能を停止し、Web App、タリー、フロントLEDに警告を表示します。[Insufficient Voltage]を検出した場合、電圧が上昇しても自動復帰しません。安定した電源を用意してから、一度電源ケーブルを抜いて、電源を再投入してください。
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LAN(ネットワーク)端子(RJ-45)
ネットワークケーブル(カテゴリー5e以上)を使用してネットワーク通信および本機にPoE++*給電を行うための端子です。
*PoE++:Power over Ethernet Plus Plusの略です。IEEE802.3bt (Type 4 Class 8)に準拠しています。接続について詳しくは、電源供給装置の取扱説明書をご覧ください。
ご注意
- PoE++で動作中は一部の機能が制限されます。詳しくは「PoE++電源を使う」をご覧ください。
A:Speed LEDの状態表示
表示 接続速度 消灯 10 Mbpsで接続 100 Mbpsで接続 オレンジ点灯 1000 Mbpsで接続 B:Link/ACT LEDの状態表示
表示 接続状態 消灯 リンクなし 緑点滅 リンクが確立してデータがアクティブ 緑点灯 アクティブリンク ご注意
- 本製品は、ルーターやファイアウォールなどの保護機能を通してインターネットに接続をしてください。このような接続をしない場合、セキュリティ上の問題が生じる可能性があります。
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HDMI端子
本機からの映像をHDMI信号として出力します。
- 詳しくは、「外部モニターや記録装置を接続する」の「HDMI OUT端子(Type Aコネクター)」をご覧ください。
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SDI OUT 1 (12G)端子 / SDI OUT 2端子
SDI OUT 1 (12G)端子:本機からの映像を12G/6G/3G/1.5G SDI信号として出力します。
SDI OUT 2端子:本機からの映像を3G/1.5G SDI信号として出力します。
- 詳しくは、「外部モニターや記録装置を接続する」の「SDI OUT端子(BNC型)」をご覧ください。
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OPTION端子
外部機器とのタリー信号の接続に使用します。
- 詳しくは、「タリー信号を接続する」をご覧ください。
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GENLOCK端子
外部同期信号を入力します。
- 詳しくは、「映像信号の位相を合わせる(ゲンロック)」をご覧ください。
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TC IN端子
基準となるタイムコード信号を外部から入力します。
- 詳しくは、「他機のタイムコードにロックさせる」をご覧ください。
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CFexpress Type A / SDカードスロット (A)
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CFexpress Type A / SDカードスロット (B)
記録メディアを挿入します。
- 詳しくは、「メモリーカードを入れる」をご覧ください。
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アクセスランプA
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アクセスランプB
記録メディア挿入時に点灯または点滅します。
- 詳しくは、「メモリーカードを入れる」をご覧ください。