PTZオートフレーミングについて
本機は、人物を認識してカメラの向きやズーム位置を自動的に調節するPTZオートフレーミング機能を備えています。
PTZオートフレーミングには、人物の追尾を手動で開始する「手動追尾開始モード」とあらかじめ設定した領域に人物が入ってくると、人物の追尾を自動的に開始する「自動追尾開始モード」があります。
本機能を実行する前に、どちらのモードを使用するかを「PTZオートフレーミングの初期設定を行う」の説明に従って設定してください。
- 手動追尾開始モードでのPTZオートフレーミング操作については、「自動追尾する人物を任意に指定する(手動追尾開始モード)」をご覧ください。
- 自動追尾開始モードでのPTZオートフレーミング操作については、「指定した位置に登場した人物を自動的に選択して追尾する(自動追尾開始モード)」をご覧ください。
PTZオートフレーミングには以下の状態があります。
| ライブ操作画面の表示 | 状態 |
|---|---|
| (非表示) | PTZオートフレーミングがオフです。 |
| [Preparing] | PTZオートフレーミングの実行準備中です。 |
| [Return to Start Position] | 設定されたスタートポジションへ移動中です。(自動追尾開始モードのみ) |
| [Detecting (a/b)] | 追尾対象を検出中です。複数人追尾時は、その時点の検出人数(a)と設定した追尾人数(b)が表示されます。(自動追尾開始モードのみ) |
| [Select Target] | 追尾対象の選択待ちです。カメラ映像部内の追尾したい人物をタップしてください。 |
| [Tracking (a/b)] | 対象を追尾中です。複数人追尾時は、その時点の検出人数(a)と設定した追尾人数(b)が表示されます。 |
| [Tracking Paused (a/b)] | 追尾を一時停止中です。[Resume]ボタンを押すか、カメラ映像部内の人物をタップすると、追尾を再開します。複数人追尾時は、その時点の検出人数(a)と設定した追尾人数(b)が表示されます。 |
| [Target Lost] | 選択された追尾対象を見失いました。 |
[Detecting]や[Tracking]、[Target Lost]の状態でも、カメラ映像部内の人物をタップすることで追尾対象を選択可能です。
また、PTZオートフレーミングの実行状態を本機のタリーランプで確認することができます。詳しくは「離れたところからPTZオートフレーミングの状態を確認する」をご覧ください。
ご注意
- PTZオートフレーミング中は、カメラ映像上の情報表示は最小限になります。
- オートフォーカスのとき、ピントは指定されたメインの被写体に合います。追尾している人物以外にピントを合わせたい場合は、マニュアルフォーカスに設定してください。
- PTZオートフレーミング中、オートフォーカスに関する設定変更はできません。
- カメラのフォーカスや露出、シャッターが適切に設定されていない場合や、明るさなどの撮影環境、撮影アングル(極端な俯瞰、あおり)および人物の密集度・大きさ・服装・動作・隠れなどの影響により、適切な自動追尾動作が行えない場合があります。
- 下記の条件を満たさない場合、顔認識機能の効果が十分に得られない可能性があります。
- 正面を向いていること
- 普通の表情であること(目を閉じている、怒る/泣くなどの極端な表情でないこと)
- 顔に極端な隠れがないこと(サングラス、マスクなど)
- [Zoom Type]、[Tele Convert]、[S&Q Motion]、[P/T Range Limit]、[P/T Direction]-[Ceiling]の設定を変更した場合はPTZ AFR設定画面の[Start Position]画面、[Detection Settings]画面および[Tracking Range]画面の設定を再設定してください。詳しくは「PTZオートフレーミングの初期設定を行う」をご覧ください。
- DC IN電源を使用している場合、入力電圧が低いとPTZオートフレーミングが停止、または使用できないことがあります。
- サムネイル表示中、再生中、レックレビュー中、カラーバー表示中、フランジバックの自動調整中、HDMI出力不可の状態ではPTZ オートフレーミングが実行できません。
- 追尾動作中にプリセットポジション操作部にある
(復元キャンセル)ボタンを押さないでください。意図しない動作をすることがあります。
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