天井に設置する

本機を付属のシーリングブラケットを使用して、天井に設置する場合の手順を説明します。

警告マーク

  • 天井へ設置する場合は、専門の工事業者に依頼してください。
  • 天井への設置は、設置部および使用する取り付け部材(付属品を除く)が、200 kg以上の強度があることをお確かめの上、本ヘルプガイドの指示どおりに取り付けてください。充分な強度がないと落下して大けがの原因となります。
  • 落下防止のため、本機に付属の落下防止ワイヤーロープを必ず取り付けてください。
  • 天井に設置した場合は、1年に一度は取り付けがゆるんでいないことを点検してください。また、使用状況に応じて点検の間隔を短くしてください。

設置時のご注意

  • 故障の原因になりますので、カメラヘッドを持って作業しないでください。
  1. 天井設置に必要なアクセサリーと設置スペースを確認する。

    作業開始の前に以下のものが揃っていることを確認してください。

    • シーリングブラケット(A)(1)
    • シーリングブラケット(B)(1)
    • 落下防止ワイヤーロープ(1)
    • ネジ+PSW M3x8(6)
    • 落下防止ワイヤーロープ固定用ステンレスネジ +PSW M4x8(1)

    ご注意

    • 落下防止ワイヤーロープは、本機を吊り下げることを想定し設計されています。本機以外の負荷は加えないでください。

    設置スペース

    下記図面を参考にして、レンズの旋回スペースや背面の配線スペースを考慮しながら、設置場所と取り付け方向を決めてください。

    A:カメラヘッド部可動領域(Φ199 mm)

    B:設置部材のワイヤーロープ通し穴(Φ20 mm)

    ご注意

    • 強度が充分ある天井(コンクリート天井など)に設置してください。
    • 強度が不充分な天井に設置する場合は、充分な補強を施してください。
    • 揺れのない安定した場所に設置してください。設置場所の揺れにより、画揺れの原因になります。
    • やむを得ず傾いたところに設置するときは、水平に対して、±15°以内のところに設置し、落下防止処置を施してください。
  2. シーリングブラケット(A)を付属のネジ(M3×8)4本で本機の底面に取り付ける。

    注意マーク

    取り付けには付属のネジをご使用ください。付属品以外のネジを使用した場合、本機内部を破損する恐れがあります。

  3. 取り付け部材(別売)を使用してシーリングブラケット(B)を天井に取り付ける。

    ご注意

    • 天井版の強度が確保できない場合は、コンクリート天井と天井板の間に、アンカーボルトで支える方式の取付部材を使用して設置してください。

    A:コンクリート天井

    B:アンカーボルト(4本 別売)

    C:ナット(4個 別売)

    D:ワッシャー(4個 別売)

    E:取り付け部材(別売)

    F:天井板

    G:シーリングブラケット(B)

    H:取り付けネジ(4本 別売)

    シーリングブラケット(B)の取付け方向に注意して、ブラケットを設置してください。

    カメラの撮影方向を正面とした場合、天井設置と据え置き設置では、正面が逆になります。イラストに示す矢印の方向がカメラの正面になります。カメラが正面を向くよう、向きを調整して取り付けてください。

    ご注意

    • 取り付けネジ、および取り付け部材は、お客様でご用意ください。
  4. 落下防止用のワイヤーロープを天井に取り付ける。

    取り付けネジは、M5(3/16 インチ)の六角穴付きボルト(別売)を使用してください。

    A:コンクリート天井

    B:ワイヤーロープ(付属)

    C:M5(3/16インチ)六角穴付きボルト(別売)

    D:天井板

    E:シーリングブラケット(B)

    F:取り付け部材(別売)

  5. 落下防止ワイヤーロープをシーリングブラケット(B)の中央の穴から引き出し、シーリングブラケット(A)のワイヤーロープ用金具を通し、本体に取り付ける 。

    シーリングブラケット(A)のワイヤーロープ用金具に落下防止ワイヤーロープを通し、付属のネジ(M4×8)1本で本体の取り付け部にしっかりと固定します。

    A:付属のワイヤーロープ

    B:付属のネジ(M4×8)

    C:ワイヤーロープ用金具

    警告マーク

    取り付けには付属のネジをご使用ください。付属以外のネジをご使用になると、ワイヤーロープの機能が有効に働かない可能性があります。

    ご注意

    • 下図に示すように本機を持ち、二人一組で取り付け作業を行うことを推奨します。

    • カメラヘッドを持って作業をしないでください。故障、落下による破損やケガの恐れがあります。
    • 落下防止ワイヤーロープが電源端子やケーブルとショートしないよう、配線にはご注意ください。
    • セット単体でのみ吊り下げ可能です(想定最大質量3.5 kg)。落下防止のため、想定最大質量を超過しないようにしてください。
  6. シーリングブラケット(A)と(B)の端部を合わせる。

    A:本体に取り付けたシーリングブラケット(A)

    B:シーリングブラケット(B)

    C:端部を合わせる

  7. シーリングブラケット(B)の突起をシーリングブラケット(A)の穴(4箇所)に差し込む。
  8. 落下防止ワイヤーロープがシーリングブラケット(A)のワイヤーロープ用突起にかかっている状態で本機をイラストの矢印方向へ約10 mm押して仮固定する。

    A:落下防止ワイヤーロープ

    B:突起差し込み穴(4箇所)

    C:ワイヤーロープ用突起

  9. 付属のネジ(M3x8)2本でシーリングブラケット(A)とシーリングブラケット(B)を固定する。

  10. 取り付け状態を確認する。

    特に以下の点を確認してください。

    • 取り付けネジが正しく取り付けられていること。
    • 落下防止ワイヤーロープが正しく取り付けられていて、ワイヤーロープにねじれがないこと。
    • 傾きやぐらつきがなく取り付けられていること。

ご注意

  • 天井に設置して使用する場合はパン・チルトの動作を正しく行うため、Webメニューの[Pan-Tilt]メニュー >[Direction]>[Ceiling]を[On]にして天井吊り使用時の設定にしてください。
 
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