S-Logとは

S-Logは、グレーディング(撮影後の映像加工)を行うことを前提としたガンマカーブです。また、S-Logとともに使うことを前提として作られた色再現をS-Gamutといいます。

S-Log使用時は、撮影後にグレーディングを行うことで、それぞれのシーンに合わせた自由度の高い映像表現が可能になります。その自由度の高い映像表現を可能にするためには、ダイナミックレンジが広く、色の再現域も広い状態で撮影を行う必要があります。このような撮影に使うガンマカーブがS-Log、色再現がS-Gamutです。

S-Log、S-Gamutを使って撮影した映像は、撮影後の作業(ポストプロセス)で、映像表現を細かく作りこんでいくことができます。たとえばさわやかな朝のシーンを表現したり、緊張感のあるシーンを表現したり、過去を感じさせるシーンを表現したりなど、さまざまな表現が可能です。このような表現は、すべてポストプロセスで完成させていきます。

S-Log撮影を行う場合は、プリセットのPP7、PP8、PP9を使って撮影してください。

S-Logを使って撮影した映像のグレーディングには、専用のグレーディングソフトウェア、またはグレーディング機能を持つ動画編集ソフトウェアが必要です。 また、下記のURLより、Sony Creative SoftwareのCatalyst Browseで、簡易グレーディングを試すことができます。

http://www.sonycreativesoftware.com/jp/catalystbrowse

S-Log2を使って撮影した映像の例

撮影データ
ISO 2000 24p 1/48
F5.6+ND1/64


S-Log2グレーディング(映像加工)後の例

[ITU709(800%)]ガンマについて

  • [ITU709(800%)]は、[S-Log2]または[S-Log3]で撮影した映像をITU709相当にグレーディングしたときの階調を簡易的に確認するためのガンマです。
    [ガンマ]を[S-Log2]に設定して撮影露出を合わせてから、[ITU709(800%)]に切り換えると、ローコントラストな画像が、ITU709相当のコントラストがついた画像として表示されます。[ITU709(800%)]はS-Logガンマと比べて画像のコントラストはつきますが、高輝度側の階調は確認できなくなります。確認用途に応じて切り換えてください。

[ガンマ表示アシスト]について

  • S-Logガンマを適用した映像は、通常の動画よりもローコントラストとなり、モニタリングがしにくくなります。[ガンマ表示アシスト]機能を使うと、通常の動画と同等のコントラストを再現してファインダーやモニターに表示することができます。これにより、被写体の確認やフォーカシングなどの正確なカメラワークが可能になります。[ガンマ表示アシスト]機能は、[S-Gamut](カラーモード)/[S-Log2](ガンマ)および[S-Gamut3.Cine]/[S-Log3]の映像を[ITU709マトリックス]/[ITU709(800%)]相当に変換し、ファインダーやモニターに表示します。