Cine EI

フィルムカメラと同等の撮影ワークフローでLog撮影を行うことができます。

Base ISOで収録を行うことで、カメラのイメージセンサーの性能を最大限に活かした撮影を行いグレーディング耐性の高い素材を得ることができます。

Base ISOは低感度と高感度の2種類あります。撮影状況に応じてBase ISOを選択する必要があります。


EI(Exposure Index)は、Base ISOから±2EVの範囲で設定が可能です。基本的にはBase ISOの数字と同じ(または低い)EIでの撮影をおすすめします。

EIに応じて、ハイライト側とシャドウ側のラチチュードのバランスを変えて収録することができます。暗いシーンの撮影を行う際はシャドウ側のラチチュードを広くとり、明るいシーンの撮影を行う際はハイライト側のラチチュードを広くとることで、最終的なコンテンツの仕上がりやノイズ感を良くすることができます。Base ISOと同じ値のEIからかけ離れて高いEIに設定して撮影を行った場合、ハイライト側に階調を割り当てられますが、ノイズやグレインが増えカラーグレーディングがしづらくなります。


撮影時のモニタリングに用いたEIに応じて、ポストプロダクションでCatalyst Prepare Pluginを用いることで、モニタリング時の映像を再現することが可能です。


EI値によるラチチュードの変化の例(Base ISOが800/4000の場合)