LUTを活用した撮影

LUTとはLookup Tableの略で、映像の色変換を行う際に用いるものです。


Logで撮影した映像は通常の動画よりもローコントラストとなり、モニタリングがしづらくなります。撮影時にLUTを適用することで、通常の動画と同等のコントラストを再現してファインダーやモニターに表示することができます。これにより、被写体の確認やフォーカシングなどの正確なカメラワークが可能になります。また、カラーグレーディング後の映像を撮影段階からイメージしやすくなります。


撮影時に適用したLUTは記録された映像ファイルのメタデータに埋め込むことができるため、ポストプロダクションでも活用できます。


LUTは、プリセットの他に任意のユーザーLUT(.cube形式)をカメラへインポートすることができます。


選択できるLUT

LUT名 特徴
S-Log3

S-Log3にISO/EI(Exposure Index)を適用した映像

  • カメラ外部でLUTを適用したい場合に選択してください。
s709 フィルム特性に近い色調・色再現、ローコントラスト映像
709(800%) TV放送に適した色再現、ハイコントラスト映像
ユーザーLUT

最大16種類のLUTをインポートできます。

  • 記録映像に合わせたS-Gamut3.Cine/S-Log3またはS-Gamut3/S-Log3からの変換LUTのみ対応しています。