ディテール

ディテール

ディテールとは被写体の輪郭を強調する信号処理のことです。これにより、被写体をくっきり見せることができ、映像の精細感を強めることができます。また、質感の表現にも影響するため、たとえばざらざらした様子や透明感の表現に影響を及ぼします。顔の皺の見えかたや肌のきめの細かさもディテールの調整で雰囲気が変わってくるため、人物表現においても重要な映像設定項目です。ただし、ディテールは適切に使用しないと映像の持つ質感が失われたり、ノイズが目立ってしまう場合があります。以下のディテール信号の原理を理解しておくと、この機能を効果的に使用することができます。

ディテールの概念

ディテールは、映像の輪郭(エッジ)を強調する信号処理です。たとえば、下のようなレース模様の被写体があった場合、レース模様部分と背景には大きな輝度変化量があります。縦軸に輝度をとったグラフを考えると、この部分の輝度変化はグラフ(a)で表され、ここからディテール信号の元になる(b)が作られます。この(b)をもとの信号(a)に加えることで(c)となります。(c)は(a)の輝度変化量の大きい部分に黒または白の縁取りが付いたもので、これがディテール信号を付けた状態です。

このように、ディテールは被写体の輪郭を強調し、映像がシャープになったような印象を与えることができるため、「シャープネス」という機能名で呼ばれることもあります。