EI(Exposure Index)による撮影について
EIはExposure Indexの略で、Cine EIモードまたはCine EI Quickモードでの撮影時にEIを変更することでハイライト側とシャドウ側にどのようにラチチュードを割り当てるかを調整できます。
EIの設定に応じて撮影時のモニタリング映像の明るさが変化するため、ポストプロダクションで編集する際に明るいシーンと暗いシーンのどちらの編集自由度を高くしたいかを撮影時から意識して調整を行うことができます。
例えば、ポストプロダクション時に暗いシーンの編集自由度を高くしたい場合は、EIをBase ISOより低く設定します。そのうえでモニタリング映像が適正露出になるように撮影を行います。記録された映像にポストプロダクションで減感処理を行うことで、暗いシーンの編集自由度が高くなります。
撮影時のEIは記録された映像ファイルのメタデータに埋め込むことができるため、Catalyst Browse/Catalyst PrepareやCatalyst Prepare Pluginを使用することで、ポストプロダクションでコンテンツを取り込んだ際に自動で増感処理/減感処理を行うこともできます。
- EIはCine EIモード/Cine EI Quickモードでのみ設定できます。
- 最もノイズが少なくカメラのラチチュードを最大限に活かした映像を記録するには、Base ISOと同じEIで撮影してください。
- EIを変更した場合でも、ISO感度はBase ISOで記録されます。