被写体認識を使ってピントを合わせる
あらかじめ被写体を設定することで、カメラが自動で被写体を認識し、瞳などにピントを合わせて撮影することができます。
この表では被写体認識を使ってピントを合わせて撮影する方法を2種類説明します。仕様が一部異なるため、用途に合わせて使い分けることをおすすめします。
項目 | [AF時の被写体認識]機能 | カスタムキーの[被写体認識AF] |
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事前準備 |
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ピント合わせの方法 | シャッターボタンを半押しする*1 | [被写体認識AF]を割り当てたボタンを押す*2 |
機能の詳細 |
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フォーカスモード | フォーカスモードの設定に従う | フォーカスモードの設定に従う |
フォーカスエリア | [フォーカスエリア]の設定に従う | 設定によらず、一時的に画面全域となる |
*1静止画撮影時の実行方法です。動画撮影時は、シャッターボタンを押さなくても認識した被写体にピントを合わせます。
*2 [AF時の被写体認識]が[入]/[切]どちらに設定されていても、[被写体認識AF]を割り当てたボタンを押している間は、カスタムキーの[被写体認識AF]を使用できます。
動物や鳥の瞳にピントを合わせるには
被写体に合わせて、[認識対象]を[動物]、[鳥]、[動物/鳥]のいずれかに設定して撮影します。静止画撮影モードでは、優先して認識したい部位を[瞳/頭/体]/[瞳/頭]/[瞳]から選ぶことができます。
昆虫にピントを合わせるには
[認識対象]を[昆虫]に設定して撮影します。
車、列車、飛行機にピントを合わせるには
[認識対象]を[車/列車]や[飛行機]に設定して撮影します。
カメラまかせで認識対象を切り替えて撮影するには
[認識対象]を[オート]に設定して撮影します。
ヒント
- [被写体認識枠表示]を[入]にすると、顔や瞳などの認識状況を確認しやすくなります。
- カスタムキーの[被写体認識AF]は以下のような場合に便利です。
- [フォーカスエリア]の設定にかかわらず、キーを押している間だけ一時的に画面全体で[被写体認識AF]を使用したいとき
- 被写体を認識できない状況ではAF動作を行いたくないとき
- 被写体全体を画角に入れることで認識しやすくなります。
ご注意
- 以下の場合など、状況によってはうまく被写体にピントが合わないことがあります。
- 低照度、逆光時
- 影がかかった状態
- ピントが大きくずれた状態
- 被写体の動きが大きいときなど
- 瞳を認識していても、以下の場合など状況によってはうまく瞳にピントが合わないことがあります。
- 目を閉じた状態
- 瞳に毛などがかかった状態
- メガネ(サングラス)をかけた状態など
- ほかにも、状況によって被写体にピントを合わせられない場合があります。
- 被写体の瞳などの優先したい部位にピントを合わせることができないときは、被写体の頭部や体などの認識されたほかの部位に自動でピントを合わせることがあります。
- 被写体の顔などに白色の被写体認識枠が表示されていても、自動的に被写体の瞳などの優先したい部位にピントを合わせることがあります。
- 被写体の一部しか画角に入っていないときは認識しない場合があります。
- 人物や動物の手や足のみが見えている場合
- 被写体の一部が隠れて見えない場合など
- 状況によっては、被写体以外のものや部位などを被写体と誤認識することがあります。
- [認識対象]が[オート]の場合はカメラが自動で認識対象を決定するため、状況によっては認識された被写体が意図したものと異なる場合があります。[認識対象]を撮影したい被写体に設定することで改善される場合があります。
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