対応コーデックについて

コーデックとはBluetooth接続で音声を無線伝送する際に使用する「音声圧縮変換方式」のことです。

ヘッドセットは以下のコーデックに対応しています。

Classic AudioA2DPで接続しているとき(音楽再生の接続):SBCAACLDAC

LE Audioで接続しているとき:LC3

  • SBC

    Subband Codecの略です。

    SBCは、Bluetooth機器が標準で使用する音声圧縮技術です。

    Classic Audioを使用するBluetooth機器は、必ずSBCに対応しています。

  • AAC

    Advanced Audio Codingの略です。

    AACは、主にiPhoneなどのApple製品で使用されており、SBCに比べ高音質です。

  • LDAC

    LDACは、ソニーが開発したハイレゾ音源をBluetooth通信経由でも伝送可能とする音声圧縮技術です。 SBC等の既存Bluetooth通信向け圧縮技術とは異なり、ハイレゾ音源を低い周波数・低いビット数へダウンコンバートすることなく処理します(*)。

    また極めて効率的な符号化やパケット配分の最適化を施すことで、従来技術比約3倍(**)のデータ量の送信を可能とし、これまでにない高音質のBluetooth無線伝送を実現しています。

  • LC3

    Low Complexity Communication Codecの略です。

    LC3LE Audioのコーデックで、低遅延での伝送を実現しています。

* DSDフォーマットは除く。

** LDACで990 kbps(96/48 kHz)または909 kbps(88.2/44.1 kHz)のビットレートが選択された場合のSBCとの比較。


Classic Audio接続時、接続機器がSBCAACLDACのいずれかのコーデックで音楽を送信してきたときは、自動的にそのコーデックに対応し音楽再生します。

LDACで再生したい場合は、“Sony | Headphones Connect”アプリを使用して、音質モードを「音質優先」に設定してください。「接続優先」(お買い上げ時の設定)では、LDACでの再生ができません。

SBCよりも高音質なコーデックに対応している接続機器の場合、対応しているコーデックの中から希望するコーデックで音楽を楽しむために、事前に接続機器側の設定が必要な場合があります。

コーデックの設定については接続機器の取扱説明書をご覧ください。