ハイスピードシンクロ撮影<HSS>

ハイスピードシンクロ撮影にすると、フラッシュ同調速度の制限がなくなり、カメラの持つシャッタースピード全域でのフラッシュ撮影ができるようになります。絞り値の選択幅が広がるので、絞りを開けて背景をぼかして、前の被写体がより引き立つ写真を撮ることができます。またカメラのAモードやMモードで開放側の絞り値でフラッシュ撮影をするとき、背景が非常に明るくて通常は露出オーバーとなるようなシーンでも、高速シャッターを使って適正露出が得られます。

A:ハイスピードシンクロ撮影

B:通常のフラッシュ撮影

  1. Fnボタンを押して、クイックナビから[HSS]を選択し、[ON]または[OFF]を選択する。

フラッシュ同調速度

一般的にフラッシュ撮影時には、これ以上の速度で撮影できないという限界のシャッタースピード(フラッシュ同調速度)があります。ハイスピードシンクロ撮影の可能なカメラでは、この同調速度の制限はなくなり、カメラの持つ最速のシャッタースピードでのフラッシュ撮影が可能です。

ご注意

  • カメラのシャッタースピードを1/4000より速く撮影される際には縞状の明暗が発生する場合があります。

    マニュアル1/2以上の発光量で撮影することをおすすめします。

  • ハイスピードシンクロ設定の[ON]と[OFF]では、光量レベル設定の最少設定範囲が異なります。

    • ON:1/128まで設定可能

    • OFF:1/256まで設定可能*

      HVL-F46RM:ワイヤレスモードが[WL OFF]に設定されていると、最小設定範囲は1/128 までになります。