HDMI出力設定(動画)
動画撮影時にHDMI接続した外部録画再生機器などへ出力する映像と音声について設定します。
4K/8K動画やRAW動画の出力には、プレミアムハイスピードHDMIケーブル(別売)をご使用ください。
- MENU→(セットアップ)→[外部出力]→[HDMI出力設定]→希望の設定項目を選ぶ。
メニュー項目の詳細
- HDMI出力時のメディア記録:
- HDMI出力時に、カメラのメモリーカードに動画を記録をするかどうかを設定する。
[入]:カメラのメモリーカードに動画が記録され、HDMI接続した機器にも同時に出力される。 出力される映像の色深度は、[動画設定]の[記録設定]に従う。
[切(HDMIのみ)]:カメラのメモリーカードには動画は記録されず、映像はHDMI接続した機器にのみ出力される。 - 出力解像度:
- [HDMI出力時のメディア記録]が[入]で、[RAW出力]が[切]のときに、HDMI接続した他機に出力する映像の解像度を設定する。 ([オート]/[4320p/2160p]/[2160p]/[1080p]/[1080i])
- 4K出力設定(HDMIのみ):
- [HDMI出力時のメディア記録]が[切(HDMIのみ)]で、[RAW出力]が[切]のときに、HDMI接続した他機に出力する4K動画のフレームレートと色深度を設定する。 ([60p 10bit]/[30p 10bit]/[24p 10bit])
- RAW出力:
- HDMI接続したRAW対応機器にRAW動画を出力するかどうかを設定する。([入]/[切])
- RAW出力設定:
- HDMI接続したRAW対応機器にRAW動画を出力するときのフレームレートを設定する。([60p]/[30p]/[24p])
- RAW出力時の色域設定:
- HDMI接続したRAW対応機器にRAW動画を出力するときの色域を設定する。([]/[])
- Time Code出力:
- HDMI接続した他機にタイムコード、ユーザービットを出力するかどうかを設定する。([入]/[切])
タイムコード情報は、画面に出す映像としてではなくデジタルデータとして伝送され、接続先の機器がそのデータを参照することでタイムデータを知ることができる。 - RECコントロール:
- 外部録画再生機器と接続時に、カメラの操作で外部録画再生機器の録画開始/停止を行うかどうかを設定する。([入]/[切])
- 4ch音声の出力:
- 音声を4チャンネルで収録する場合に、HDMI接続した他機に出力される音声チャンネルの組み合わせを設定する。
[CH1/CH2]:L側(左)にチャンネル1の音声、R側(右)にチャンネル2の音声を出力する。
[CH3/CH4]:L側(左)にチャンネル3の音声、R側(右)にチャンネル4の音声を出力する。
ヒント
- [RECコントロール]が[入]のときは、外部録画再生機器へ記録指示を出せる状態のときに(STBY)が、外部録画再生機器へ記録指示を出している状態のときに(REC)が表示されます。
- 音声が4チャンネルで記録された動画をカメラのHDMI端子に接続した機器で再生する場合も、[4ch音声の出力]の設定で音声が出力されます。
ご注意
- RAW動画をカメラのメモリーカードに記録することはできません。
- [出力解像度]を[4320p/2160p]に設定しているときは、テレビへ8K出力が可能ですが、出力形式は4:2:0 8bitのみとなります。
- スロー&クイックモーション撮影時は、[HDMI出力時のメディア記録]は[入]、[RAW出力]は[切]に固定されます。4K動画をメモリーカードに記録せずHDMI接続した機器のみに出力すること、およびRAW動画の出力はできません。
- [HDMI出力時のメディア記録]が[切(HDMIのみ)]のとき、またはRAW動画を出力中は、[HDMI情報表示]は一時的に[なし]になります。
- [HDMI出力時のメディア記録]が[切(HDMIのみ)]のときは、外部録画再生機器に記録中はカメラのカウンター(動画の撮影実時間)は進みません。
- [RECコントロール]は、[RECコントロール]機能に対応している外部録画再生機器で使用できます。
- [Time Code出力]が[切]のときは、[RECコントロール]は設定できません。
- (REC)が表示されている場合でも、外部録画再生機器側の設定・状態により、外部録画再生機器が正しく動作しない場合がありますので、事前に動作確認をしてご使用ください。
- [Time Code出力]が[入]のときに、テレビや録画機器に正常に映像が出力されない場合があります。その場合は、[Time Code出力]を[切]にしてご使用ください。
- HDMI接続した他機に音声を4チャンネルで出力することはできません。
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RAW出力中はガンマがS-Log3に固定されます。
[ガンマ表示アシスト]を[入]に、[ガンマ表示アシスト方式]を[オート]または[S-Log3→709(800%)]に設定すると、通常のガンマと同等のコントラストを再現することができます。 - RAW動画を出力中は、[手ブレ補正]の[アクティブ]は使用できません。