端子部

本機端子部の各部の名称と働きを説明します。

  1. (アース)端子

    コンセントのアース端子やアース棒などと接続して、接地してください。

  2. DC IN端子(標準DCジャック)

    ACアダプターを接続します。

    ご注意

    • 火災や故障の原因になりますので、付属のACアダプター以外は使用しないでください。
  3. LAN(ネットワーク)端子(RJ-45)

    ネットワークケーブル(カテゴリー5e以上)を使用してネットワーク通信およびPoE++*給電を行います。

    *PoE++:Power over Ethernet Plus Plusの略です。IEEE802.3bt (Type 4 Class 8)に準拠しています。接続について詳しくは、電源供給装置の取扱説明書をご覧ください。

    Speed LEDの表示状態

    ネットワークの接続速度を確認できます。

    表示  接続速度
    消灯 10 Mbpsで接続
    100 Mbpsで接続
    オレンジ点灯 1000 Mbpsで接続

    Link/ACT LEDの表示状態

    ネットワークの接続状態を確認できます。

    表示  接続状態
     消灯 リンクなし
    緑点滅 リンクが確立してデータがアクティブ
    緑点灯 アクティブリンク

    ご注意

    • 本製品は、ルーターやファイアウォールなどの保護機能を通してインターネットに接続をしてください。このような接続をしない場合、セキュリティ上の問題が生じる可能性があります。
  4. TC IN端子

    基準となるタイムコード信号を外部から入力します。

    • 詳しくは、「他機のタイムコードにロックさせる」をご覧ください。
  5. HDMI端子

    本機からの映像をHDMI信号として出力します。

    • 詳しくは、「外部モニターや記録装置を接続する」の「HDMI端子(Type Aコネクター)」をご覧ください。
  6. HDMI固定プレート取付用ネジ

    HDMIケーブルの抜けを防止したい場合は、付属のHDMI固定プレートを、付属の取り付け用ネジ(M2.6x6)で取り付け、市販の結束バンドで固定してください。

    • HDMI固定プレートの取り付け方法は、「ケーブルを接続する」をご覧ください。
  7. OPTION端子

    外部機器とのタリー信号、またはレンズコントローラーの接続に使用します。

    • 詳しくは、「タリー信号を接続する」または「レンズコントローラーを接続する」をご覧ください。
  8. コードクランパー

    ACアダプターのコードを固定して抜けを防止します。

  9. RESETスイッチ

    ペン先などで5秒以上押すと、本機の設定を工場出荷時の設定にリセットします。

    SETUPスイッチのスイッチ1の設定状態により、リセット対象をネットワーク接続用の設定のみとするかすべての設定とするかを選択できます。

  10. OPTICAL出力端子

    SFP+モジュール(別売)を接続することにより、SDI信号を光変換して出力できます。

    • 詳しくは、「光ファイバー信号を出力する」をご覧ください。
  11. SETUPスイッチ

    以下の設定を行います。

    スイッチ1:RESETスイッチを押したときの本機の設定のリセット対象を設定します。

    設定 説明
    OFF(初期設定) ネットワーク接続用の設定だけをリセットします。本機のネットワーク設定、セキュリティ設定、ユーザー情報(ユーザー名およびパスワード)が初期化されます。
    ON 全設定を工場出荷設定にリセットします。

    スイッチ2:音声入力機器を接続する際の+48V電源(ファンタム電源)のOn/Offを設定します。設定は即時反映されます。

    カメラメニューの[Audio]メニュー > [Audio Input] > [AUDIO IN Select]の設定が[MIC]の場合に有効です。

    設定 説明
    OFF(初期設定) +48V電源(ファンタム電源)を供給しない設定です。外部音声機器(ミキサーなど)やダイナミックマイク、電池内蔵のマイクをご使用の場合はこの設定にしてください。
    ON +48V電源(ファンタム電源)をAUDIO IN端子のCH-1およびCH-2に接続されたファンタム電源対応マイクに供給します。

    ご注意

    • スイッチ2をONにしたままで+48V電源に対応していない機器を接続すると、接続した機器の故障の原因になります。接続前にご確認ください。

    スイッチ3:VISCA over IP通信の有効/無効を設定します。設定はカメラの起動時に反映されます。

    本機をリモートコントローラー(RM-IP500)と接続して使用する場合はONに設定してください。

    設定 説明
    OFF(初期設定) VISCA over IPのコマンドに反応しません。
    ON VISCA over IPのコマンドを受け付けます。

    ご注意

    • 管理者パスワードが設定されていない場合はスイッチの状態に関わらずVISCA over IP通信は無効となります。管理者パスワードの設定は「本機の初期設定を行う」をご覧ください。

    スイッチ4:赤外線リモコンからパン・チルト操作をしたときの速度を変更します。設定は即時反映されます。

    設定 説明
    OFF(初期設定) 通常速度で動作します。
    ON 最高速度で動作します。
  12. SDI OUT端子

    本機からの映像を12G/6G/3G/HD-SDI信号として出力します。

    設定によりRAW信号の出力も可能です。

    • 詳しくは、「外部モニターや記録装置を接続する」の「SDI OUT端子(BNC型)」をご覧ください。
  13. 赤外線リモコン受光部(背面)

    付属の赤外線リモコンの受光部です。

  14. ファン/排気口

    本機内部の熱を外部に排出します。

    ご注意

    • 故障の原因になりますので、排気口をふさがないでください。
    • 排気口付近は高温になることがあります。ご注意ください。
  15. GENLOCK端子

    外部同期信号を入力します。

    • 詳しくは、「映像信号の位相を合わせる(ゲンロック)」をご覧ください。
  16. AUDIO IN端子(XLRタイプ5ピンコネクター)

    外部マイクや外部オーディオ機器などの信号を入力します。

    AUDIO IN CH-1端子およびAUDIO IN CH-2端子として機能します。

    • 詳しくは、「外部マイクや外部オーディオ機器を接続する」をご覧ください。