数秒前の映像から記録する(ピクチャーキャッシュレック機能)
ピクチャーキャッシュレック機能を使用すると、カメラが捉えた映像を、指定した時間内蔵キャッシュメモリーに蓄えておくことによって、記録開始操作以前にさかのぼって記録することができます。
キャッシュサイズを設定する
Webメニューの[Project]メニュー >[Picture Cache Rec]で[Setting]を[On]に設定し、[Cache Size]でキャッシュサイズを設定します。
[Cache Size]の設定 | 蓄積時間(目安) |
---|---|
[Short] | 5秒 |
[Medium] | 10秒 |
[Long] | 20秒 |
[Max] | 各記録フォーマットでの最大値 |
ご注意
- ピクチャーキャッシュレックは、インターバルレック、2スロット同時記録、プロキシ記録との併用はできません。ピクチャーキャッシュレックをOnにすると、これらの特殊記録は強制的にOffになります。
- 記録中、レックレビュー中は、ピクチャーキャッシュレックモードにできません。
- ピクチャーキャッシュレックがOnのときは、タイムコードが[Regen]や[Rec Run]に設定されていても[Free Run]モードで記録されます。
- ピクチャーキャッシュレック中は[Output Format]の設定を変更できない場合があります。この場合、一度ピクチャーキャッシュレックをOffにしてから変更操作を行ってください。
ヒント
- 蓄積時間は記録フォーマットにより短くなる場合があります。Webメニューの[Project]メニュー >[Picture Cache Rec]の[Cache Rec Time]に表示される時間をご確認ください。
- カメラメニューの[Project]メニュー >[Picture Cache Rec]でも設定できます。
- アサイナブルボタンで[Picture Cache Rec]のOn/Offを切り替えることもできます。
ピクチャーキャッシュレックを実行する
[Picture Cache Rec]がOnのとき、カメラ映像部に「●Cache」(●は緑)が点灯します。
録画START/STOPボタンを押すと記録が開始され、キャッシュメモリーに蓄積されている映像からメモリーカードに書き込まれます。
ご注意
- 記録フォーマットや基本ルックが変更されると、それまで蓄えていた映像をクリアし、新たに蓄積を開始します。したがって、変更直後に記録を開始しても、フォーマット変更前の映像はピクチャーキャッシュレックできません。
- メモリーカード挿入直後にピクチャーキャッシュレックの開始/終了操作を行った場合は、データがカードに記録されないことがあります。
- 画像の蓄積は、ピクチャーキャッシュレック機能をOnにしてから開始されます。したがって、Onにする前の映像はピクチャーキャッシュレックできません。
- 再生、レックレビュー、サムネイル画面表示など、メモリーカードにアクセスしている間は映像を蓄えないため、この間の映像はピクチャーキャッシュレックできません。
ピクチャーキャッシュレック機能を解除する
Webメニューの[Project]メニュー >[Picture Cache Rec]で[Setting]を[Off]にするか、[Picture Cache Rec]機能を割り当てたアサイナブルボタンを押して機能を解除します。