記録する映像情報の暗部・明部の配分を変える
Cine EIモード、およびCine EI Quickモードでは、明部より暗部の諧調を優先したい場合など、Exposure Indexを基準感度から変更すると、暗部・明部の配分を変えた撮影ができます。
- カメラ基本設定部の[Base Look/LUT]ボタンを押す。
[Base Look/LUT]ボタンの枠がオレンジ色に変わります。
Base Look/LUT調節パネルが表示されます。
- [HDMI/Stream]で[MLUT]を選択する。
HDMI出力およびストリーミングにLUTが適用されます。
- カメラ基本設定部の[Base ISO/Exposure Index]ボタンを押す。
[Base ISO/Exposure Index]ボタンの枠がオレンジ色に変わります。
Base ISO/Exposure Index調節パネルが表示されます。
- [Exposure Index]スライダーまたは[Exposure Index]調節ボタンで暗部・明部の配分計画に従ってEIを調節する。
Cine EIの場合
Cine EI Quickの場合
指定したExposure Indexに応じて基準感度が自動的に設定されます。
- [HDMI/Stream]から出力されたカメラ映像が適正露出になるように、照明やNDフィルターなどを調節する。
ヒント
- カメラメニューの[Shooting]メニュー >[ISO/Gain/EI]の[Exposure Index]でも設定できます。
- SDI出力も同様に使用できます。
- 設定値の後半部の数値は、明部(18%グレーの高輝度側)に何段分の輝度情報を割り当てるかを表しています。これより明るい領域は白飛びします。
例)「400EI / 5.0E」:5.0段分を高輝度側に割り当てる。
- 撮影中に暗部・明部の諧調を確認する目的で使うこともできます。確認後、本来のEI値に戻し忘れないようにご注意ください。また、Cine EI Quickモードの場合、基準感度に影響が出ないようご注意ください。