フォーカスブラケット
ピント位置をずらしながら自動的に連続撮影を行います。すべての個所にピントが合った深度合成画像の素材となるほか、複数枚の画像から最適なピント位置のものを選ぶなどの活用ができます。
この機能は本体ソフトウェアVer.4.00以降で使用できます。
- コントロールホイールの/(ドライブモード)→[フォーカスブラケット]を選ぶ。
- MENU → (撮影)→ [ドライブモード]→[ドライブモード]でも設定できます。
- コントロールホイールの右を押し、[ステップ幅]と[撮影枚数]を設定する。
- ステップ幅:ピントをずらす間隔を1~10の範囲で選びます。数字が大きくなるほど、ピントをずらす間隔は広くなります。
- 撮影枚数:1回のレリーズで撮影される枚数を2~299枚の範囲で、位ごとに設定します。
- 撮影枚数の一の位にカーソルを当ててコントロールホイールの右を押し、[フォーカスブラケット設定]を開き、[フォーカスブラケット順序]を選ぶ。
- [0→+]:現在のピント位置から無限遠に向かってピントをずらします。ピントが無限遠に達すると、設定した撮影枚数に達していなくても撮影は終了します。
- [0→-→+]:現在のピント位置、前ピン、後ピンの順番で3枚撮影します。このとき、手順2で設定した撮影枚数は無効になります。
- [フォーカスブラケット順序]は[ドライブモード] → [ブラケット設定] → [フォーカスブラケット設定] → [フォーカスブラケット順序]からでも設定できます。
- シャッターボタンを押し込んで撮影する。
ヒント
- [ステップ幅]の値は相対的な数値であり、レンズの絞りや最初のピント位置など撮影条件によってピントの間隔は異なります。試し撮りをして、適切なフォーカス幅を見つけることをおすすめします。
- フォーカスブラケット時の[撮影間隔]、[露出の平滑化]、[フォーカスブラケットの保存先]は、[ブラケット設定]から設定することができます。
ご注意
- フォーカスブラケット中にカメラやレンズが動いてしまうと、深度合成がうまくできないときがあります。深度合成を前提に撮影する場合は、三脚を使用してください。