人物を検出して追尾する
人物を追尾対象として検出し、フォーカスエリア内にある顔や瞳、頭、体にフォーカスを合わせ続けることができます。
フォーカスモードがオートフォーカスモードまたはプッシュオートフォーカス中のみ使用できます。
人物を検出すると灰色の被写体認識枠が表示されます。オートフォーカスの対象と判断されると、枠が白色になり、追尾が開始されます。
よりピンポイントな認識部位（瞳など）が認識された場合は、その部位が自動的に優先されて認識枠が表示されます。
複数の人物を検出したときは、主な被写体は自動的に決定します。
ヒント
- フォーカスエリアが［Zone］または［Flexible Spot］に設定されているときは、設定したフォーカスエリアの範囲に人物が重なっているときに、認識した被写体の部位（顔や瞳/頭/体）に認識枠が表示されます。
フルメニューの［Shooting］－［Focus］－［Subject Recognition AF］で、被写体認識AFの動作を設定します。
［Human Only AF］：
カメラが被写体（人物）を検出したとき、人の顔/瞳/頭/体にフォーカスを合わせて追尾します。
顔/瞳/頭/体を検出しない間は、オートフォーカスモードが一時停止し、人物限定AF中の
（オートフォーカス一時停止アイコン）が表示されます。顔/瞳/頭/体だけにフォーカスを合わせて追尾したいときに有効なモードです。
［Human Priority AF］：
カメラが被写体（人物）の顔/瞳/頭/体を検出したとき、人の顔/瞳/頭/体に優先的にフォーカスを合わせて追尾します。顔/瞳/頭/体を検出しないときは、映像のどこかにフォーカスがあった状態にします（初期設定）。
［Off］：
被写体認識AF機能を無効にします。
ご注意
- ［Human Only AF］に設定しているときでも、プッシュオートフォーカス実行中は、［Human Priority AF］になります。
- FOCUSスイッチがMFのときは、被写体認識枠を表示しません（プッシュオートフォーカス実行中、リアルタイムトラッキングAF実行中を除く）。
- ［Human Only AF］に設定した状態で本機の電源を切った場合、次に電源を入れると自動的に［Human Priority AF］になります。
被写体認識枠を消す
被写体認識枠の表示/非表示は、フルメニューの［Monitoring］－［Display On/Off］－［Subject Recognition Frame］で設定できます。
アサイナブルボタンで被写体認識AFの動作を切り替える
アサイナブルボタンに［Subject Recognition AF］を割り当てると、そのボタンを押すたびに、被写体認識AFの動作が［Human Priority AF］→［Human Only AF］→［Off］の順に切り替わります。
ダイレクトメニューで設定する
被写体認識AFの動作は、ダイレクトメニューでも切り替えることができます。