飛行環境について

  • 必ず建物や電線など障害物がない場所で飛行させてください。

  • 大勢の人が集まっている場所やその付近では飛行させないでください。

  • 150 m以上の高度では飛行させないでください。

  • 気温-10 ℃~40 ℃の環境下で飛行させてください。

  • 風速が20 m/sを超えるときは飛行させないでください。

  • 雨天、降雪、濃霧時は飛行させないでください。

  • 事故、火災、爆発、洪水、津波、雪崩、地滑り、地震、粉塵、砂嵐の環境下では、機体を使用しないでください。

  • 屋外で飛行させてください。建物内では、機体のセンサーシステムが影響を受けたり、コンパス、GNSS(全球測位衛星システム)機能の精度に影響を及ぼす可能性があります。

  • 水面または氷雪面近くで低空飛行させないでください。水面や氷雪面に近づきすぎると、センサーシステムが誤動作する場合があります。

  • 以下の環境、条件ではビジョンポジションおよび障害物ブレーキが正常に動作しない場合があります。

    • 水上やガラスのような透明なものが存在するエリア、鏡のように反射率の高いものが存在するエリア
    • 高度20 m以上、周囲20 mにはっきりした模様のある物体がない場合
    • 規則的な模様が連続しているエリア
    • 強い光にさらされるエリア、発光するものが存在するエリア
    • 明るさが急激に変化するエリア
    • 100ルクス以下の薄暗いエリア
    • ステレオカメラのレンズが汚れている場合、ステレオカメラの視界が遮られている場合
    • 低高度・高速で飛行する場合や、物体が機体を近距離で取り囲んでいる場合
    • 障害物が小さい場合
    • 周辺や障害物が動いている場合
    • ステレオカメラやセンサー類の死角に物体が存在する場合
    • ステレオカメラやセンサー類のキャリブレーションが適切に行われていない場合
  • ランディングギアを上げているときは横方向の障害物ブレーキ性能が低下します。

  • ビジョンポジション・その他センサー類による飛行支援機能はあくまでオペレーターの操作を支援するものであり、100%安全な飛行を保証するものではありません。機体を飛行させる際は常に注意を怠らないようにしてください。

  • 離着陸時および飛行中は以下の点にご注意ください。

    • オペレーター以外の方が機体周囲に近づかないようご注意ください。突風などに機体があおられた場合、負傷するおそれがあります。
    • 傾斜地を避け、可能な限り平らな場所で離着陸させてください。
    • 市販のランディングマットなどを使って離着陸することをおすすめします。砂地の場合、巻きあがる砂により機体が損傷する場合があります。
  • 高圧電線や大規模送電局、携帯電話基地局、放送塔の近くなど、磁性干渉や電波干渉が発生しやすい空域付近では、本機の無線伝送品質の低下や動作異常などが発生して、飛行方向や位置精度に影響を及ぼす可能性があります。干渉の強さによっては、機体が制御不能になることがありますので、そうした空域付近では飛行させないでください。

  • 飛行予定のエリアが法律で許可されている空域か事前に確認してください。

  • 夜間(日出前、日没後)や濃霧が発生しているとき、または肉眼で機体を目視できないなどの視界不良時は飛行させないでください。

  • 移動中の車両から機体を飛行させないでください。

  • モーターの耐用年数への影響を避けるため、砂地やほこりの多い場所で機体を離着陸させないでください。

  • 機体にものを積載して飛行中に投下したり、機体に危険物を積載して輸送したりしないでください。

  • 現地規制をすべて遵守し、認可が必要な場合は適切に取得してください。送信機と機体の使用中に適用される全規制の遵守はオペレーターの責任となります。

  • 関係法令や地方公共団体が定める条例等を確認のうえ、飛行が禁止される場所や空域では飛行させないでください。

  • 飛行高度の制限は、管轄区域によって異なります。現地の法律および規制が定める最大高度を超えて飛行させないでください。

  • 災害活動中の空域では、飛行させないでください。