ジンバルGBL-PX1のバランスを調整する

事前準備

  • カメラのレンズのキャップを外しているか確認する。
  • カメラとジンバルがUSB Type-CTMケーブル(ジンバル-カメラ)で接続されていることを確認する。
  • カメラの電源をオンにする(レンズのフォーカスユニットの位置が変わることを防ぐため)。
  • 機体の電源がオフになっていることを確認する。
  • 使用するアクセサリーをすべて取り付けたことを確認する。

バランスを調整するには

チルト軸()、ロール軸()、パン軸()のバランス調整を行ってください。

  1. チルト軸のバランスを調整する。

    水平・垂直の2方向でチルト軸のバランスを調整します。

    チルト軸の水平方向のバランス調整

    1. レバー()を緩め、L型ブラケットを前後にスライドさせてバランスを調整する。

    2. バランス調整後、レバー()をしっかりと閉じる。

    3. チルトフレーム()を±15°程度回転させて、適切にバランス調整されているかを確認する。

      適切に調整されている場合は、チルトフレーム()はその位置で静止するか、水平状態に戻ります。

    チルト軸の垂直方向のバランス調整

    1. カメラのレンズが下を向くようにジンバルのL型ブラケットを回転させる。

    2. L型ブラケット前面のレバー()を緩め、 L型ブラケットを前後にスライドさせてバランスを調整する。

    3. バランス調整後、レバー()をしっかりと締める。

    4. チルトフレーム()を±45°程度回転させて、適切にバランス調整されているかを確認する。

      適切に調整されている場合は、チルトフレーム()はその位置で静止するか、カメラのレンズが下を向いた状態に戻ります。

    ヒント

    • レバーが周囲の部品と干渉する場合は、レバーを手前に引っ張りながら回すことで干渉を回避できます。

  2. ロール軸のバランスを調整する。

    1. レバー()を緩め、ロールフレーム()を左右にスライドさせてバランスを調整する。

    2. バランス調整後、レバー()をしっかりと締める。

    3. ロールフレーム()を±45°程度回転させて、適切にバランス調整されているかを確認する。

      適切に調整されている場合は、ロールフレーム()はその位置で静止するか、ゆっくりと水平状態に戻ります。

  3. パン軸のバランスを調整する。

    1. レバー()を緩め、パンフレーム()を前後にスライドさせてバランスを調整する。

    2. バランス調整後、レバー()をしっかりと締める。

    3. ジンバルが静止した状態で機体を前後左右に傾けて、適切にバランス調整されているかを確認する。

      適切に調整されている場合は、パンフレーム()はその位置で静止します。

ご注意

  • バランス調整時に、チルトフレーム、ロールフレーム、パンフレームに手指を挟みこまないようにご注意ください。
  • ジンバルのバランス調整は、機体を上下逆さまにした状態で行わないでください。ダンパープレートのダンパ―ゴムが劣化または破損するおそれがあります。