AF被写体追従設定
動画撮影時、オートフォーカスの追従範囲や乗り移り感度を設定できます。
- MENUボタン→(カメラ設定)→[AF被写体追従設定]→設定したい項目を選ぶ。
メニューの詳細
AF追従範囲[奥行]:
奥行き方向への被写体を追従する範囲を設定する。
- 1[狭い]~5[広い]:奥行き方向に動きの大きな被写体を撮影するときは広く、動きの少ない被写体を撮影するときは狭く設定する。
広く設定すると、撮影者からの距離が異なる被写体に次々にピントを合わせることができます。設定を大きくすると異なる被写体により素早く反応します。
狭く設定すると、撮影したい被写体の前を別の被写体が横切るような条件下で、希望の被写体にピントを合わせ続けることができます。狙った被写体を撮り続けるときなどに効果的です。
AF乗り移り感度:
被写体が切り換わった場合や、フォーカスエリア外に外れて追従できなくなったときに、別の被写体にフォーカスを切り換える時間を設定する。
- 1[粘る]~5[敏感]:1つの被写体だけを撮影したいときは粘る側に、複数の被写体を撮影したいときは敏感側に設定する。
敏感側に設定すると、被写体が切り換わったときに、他の被写体に次々にピントを合わせることができます。設定値を大きくすると、より素早く別の被写体に反応します。
粘る側に設定すると、被写体を見失ってフォーカスエリアを外れることがあっても敏感に反応しないため 、希望の被写体にピントを合わせ続けることができます。狙った被写体を撮り続けるときなどに効果的です。
AF追従範囲[奥行]/AF乗り移り感度の設定例
- 鉄道/レース
手前には何も存在せず、動きが規則的でスピードがある被写体を追従したいとき。
AF追従範囲[奥行]:4/AF乗り移り感度:5 - スポーツ/野生動物
速くて不規則な動きの特定の被写体を粘り強く追い続けたいとき。
AF追従範囲[奥行]:4/AF乗り移り感度:2 - 風景/マクロ撮影
被写体の動きは少ないがシーンチェンジが多く、次々テンポよく合わせたいとき。
AF追従範囲[奥行]:1/AF乗り移り感度:5 - パーティー/祭り
手前に主要被写体でない人物が映っている場合や、動きの速くない、特定の被写体を粘り強く追い続けたいとき。
AF追従範囲[奥行]:1/AF乗り移り感度:1
ご注意
- 以下の機能を使用中、AF被写体追従感度は使用できません。
- [NIGHTSHOT]が[入]のとき
- [記録方式]が[XAVC S HD]で[録画フォーマット]が120p/100pのとき
- [S&Q MOTION]で[ハイフレームレート]を選択している場合
- SUPER SLOW MOTION撮影時はオートフォーカス機能が使えません。
ヒント
- ASSIGNボタンに機能を割り当てることができます。